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交差点設計と道路排水の要点を、1ページに集約した早見ページです。道路設計(線形)の次に必ず出てくる「面(交差点)」と「水(排水)」の設計を、要点表と計算式でまとめました。詳しく知りたいテーマは各解説記事へ。
交差点設計 ― 平面交差の骨格
交差点設計は、道路構造令の2つの大原則と、平面交差を成立させる5つの要素から始まります。
| 項目 | 内容 | 条 |
|---|---|---|
| 5枝以上の禁止 | 同一平面で5以上を交会させない(駅前広場等を除く) | 第27条 |
| 立体交差の原則 | 4車線以上同士の交差は立体交差が原則 | 第28条 |
| 平面交差の5要素 | 屈折車線・変速車線・交通島・すみ切り・見通し | 第27条2項 |
| 屈折・変速車線の幅員 | 普通道路で3.0m標準 | 第27条4項 |
屈折車線 ― 右折・左折車線の計算
右折車線・左折車線は、テーパー長・シフト長・滞留長の足し算で構成します。テーパーとシフトは式で出ます(V: 設計速度、ΔW: 横移動量)。
| 区間 | 計算式・目安 |
|---|---|
| テーパー長 ld | ld = V・ΔW / 6 |
| シフト長 lc | lc = V・ΔW / 3(小さい場合は最小値40m程度) |
| 滞留長 ls | 右折台数と車頭間隔から。不明なら原則30m以上 |
| 右折車線相当幅 | 正規幅が取れなければ1.5m以上のふくらみで分離 |
→ 詳しくは 右折車線の長さの求め方 / 左折車線と隅角部の処理
道路排水 ― 3本柱と勾配
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 排水の3分類 | 表面排水・地下排水・のり面排水(+構造物排水) |
| 排水勾配 | 0.3%以上が望ましい(平滑な二次製品で0.2%まで) |
| 側溝の使い分け | 車道接続=L型 / 外圧のない箇所=U型 / 勾配確保=自由勾配側溝 |
| 最重要 | 流末の確保(設計初期に流末協議) |
→ 詳しくは 道路排水の全体像 / 側溝の種類と使い分け
集水桝と排水計算
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 桝の間隔 | 20m標準(本来は排水計算で求める) |
| 必ず桝を置く場所 | 縦断の凹部(谷底) |
| 桝の使い分け | 街渠桝(輪荷重あり) / 集水桝(輪荷重なし) |
| 流量計算(合理式) | Q = (1/360)・C・I・A(C: 流出係数、I: 降雨強度、A: 集水面積) |
| 流出係数C | アスファルト舗装で約0.9 |
このシリーズに共通する3つの考え方
- 交差点は「用地と現道制約の中で組む」。理想形を描き、用地・現道に合わせて落とす。すみ切り・屈折車線の必要用地は設計初期に用地担当と共有する
- 排水は「流末から考える」。集めた水の出口(流末)を最初に押さえる。側溝・桝の選定は荷重条件・勾配・維持管理の3点で決まる
- 標準値は計算で確かめる。桝間隔20mも右折車線長も、標準は目安。集水面積や交通量が大きい箇所は計算が標準を上回る。標準で済ませてよいか確かめる一手間が、あふれ・渋滞を防ぐ
大事な前提: 交差点・排水の具体の標準値(すみ切り長・桝寸法・降雨強度等)は、各道路管理者の設計要領や関連図書で定められています。このページは道路構造令と公的資料に基づく入口の整理です。業務では、該当する道路管理者の最新の要領・基準・地域の降雨データを必ず確認してください。
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記事一覧(8テーマ)
- ① 平面交差の基本(第27・28条)
- ② 右折車線の長さの求め方
- ③ 左折車線と隅角部の処理
- ④ 交通島と導流路
- ⑤ 道路排水の全体像
- ⑥ 側溝の種類と使い分け
- ⑦ 集水桝と管渠の配置
- ⑧ 路面排水の計算入門
線形の基準を先に押さえたい方は、道路設計の基準まとめ(数値早見と12記事ガイド)もあわせてどうぞ。
※出典: 道路構造令、道路土工要綱・道路土工-排水工指針、各地方整備局の道路設計要領。2026年6月時点で確認しています。具体の基準値・係数は各道路管理者の最新の要領・基準をご確認ください。
